ラサーナ

アスベスト健康被害の被害者になった場合2

【証拠を残しておきましょう】
アスベストによる健康被害は吸入してから数十年経った後に症状として現れてきます。その時に何十年も前の事を話されても、証拠不十分で訴える事が出来ないかもしれません。その為にアスベストを吸入したなと思ったら将来の為に証拠となる物を残しておく必要が有ります。証拠は健康被害を立証できると言うだけじゃなく、健康被害を予測できたんじゃないかと言う材料となる事も有りますので、不要だなと思っている物でも色々残しておいた方が良いと思います。建物や看板、工事の様子を写した写真や設計図、チラシ等々なんでも良いと思います。また健康被害の交渉をする場合ですが、行政と交渉する場合、建設業者と交渉する場合、色々あると思います。この時も担当者の名前を必ず控え、電話ならその内容を録音する等してメモを残す様にしましょう。また数十年経つとどうしても媒体が薄れてきてしまう事も有りますので、定期的にコピーしておくのも良いですね。

 

【仲間を作りましょう】
健康被害にあって相手と戦う時、どうしても一人で戦っていると途中で挫折してしまう事、弱気になってしまう事が有ると思います。もし自分の他にも健康被害を受けた様な人がいる場合、一緒に戦ってくれるかどうか検討してみるのも良いと思います。人数が多ければ多いほど、相手も向き合わなきゃいけないんじゃないかと言う状況に追い込まれてくると思います。また仲間がいる事で作業内容も分担して行えるので、色々負担軽減になります。その上、同じ健康被害を受けた者同士、気持ち的にも共有できる物が有ると思いますので精神的に支えあえると思います。